【マーケ】米タバコ会社のマーケティングがエグ過ぎる!

公開日: : 最終更新日:2012/10/01 Business, Marketing

今年の2月にシンガポールに行く予定があり、そのついでにインドネシアのジャカルタにも滞在した。

バリの話は友達からよく聞いていたのだが、ことジャカルタになるとほとんど話を聞いた事がなかったので結構ワクワクしていたが。

 

お店がない!

なんとなく、バンコクなイメージで期待していたのだが、まったく違っていた。

空港から市街に着いてみてまず始めに驚かされたのは、渋滞の凄さもさることながらお店がほとんどないということだった。巨大なショッピングモールはいくつもあるのに、通り沿いやお店が固まって存在するエリアがないことに驚いた。

 

とにかくみんながタバコを吸ってる!

それよりもさらに驚いたことがある。タバコ!

子供から大人までがいたるところでタバコを吸っている事だ。

道端はもちろんのこと、ショッピングモールのレストラン、カフェの中でもタバコが吸えるのだ。

海外旅行によく行く人なら分かると思うが、特に欧米ではとかくパブリックスペースでタバコを吸えなくなってきている。

発展途上国のアジアの都市でも日本よりもむしろ厳しい事が多い。そういった状況の中、ジャカルタの喫煙環境はちょっと異様だ。

 

タバコの広告だらけ!

よくよく気づいてみる基幹道路などにある交通広告のほとんどがタバコ会社の広告だ。

ホテルでテレビをつけていても多くのCMがタバコ会社の広告である。

今インドネシアで何が起こっているのか?

色々と調べて見ました!

 

赤ちゃんがニコチン中毒!?

一時期かなり話題になったタバコを吸う2歳児アルディ君の動画。

なんと2歳でニコチン中毒になっていたのだという。

現在は、世界的な汚名であると判断したインドネシア政府が支援に乗り出し、リハビリを得て禁煙に成功したのだという。

 

インドネシアはタバコ産業にとって魅力的な市場

先進国の多くではたばこの健康被害について認識されており、喫煙、販売規制が強くなってきており、市場がどんどんと縮小している。喫煙に対する規制が緩く、人口、特に若年層が多い(若いうちからニコチン中毒し喫煙を常習化することで喫煙に対する認識を普遍化する)市場であるインドネシアはたばこ産業にとっては夢のような市場だ。

 

タバコ産業に依存する政府

インドネシアではタバコ産業で働く人が400万人もおり、2009年にタバコ産業が国に払った税金およそ6000億円は、インドネシアの歳入の10%近くになるため、健康被害が及んでいる現状を理解しつつも規制には乗り出そうとしない。

 

エグ過ぎる米タバコ産業のマーケティング戦略!

情報に対する免疫力が弱い若年層を狙い撃ちし、50年代のアメリカで行われていたような喫煙をステータスシンボルとするマーケティング戦略をインドネシアで展開し、若年層をとりこんでいる。大量の交通広告、TVCMはもとより、アメリカンアイドル的なオーディション番組やFloRidaやKattyPerryなどといった世界的に若者に支持されているアーティストのイベントなどを主催するなど徹底して若年層にリーチしている。また、販売規制が緩いことを利用して、学校(なんと小学校や中学校でも!)に隣接されたタバコメーカーがスポンサーするキオスクで1本単位で販売もしている!

 

 

インドネシアのこうした状況を米元副大統領のアルゴアが率いるプログレなメディアで有名なCurrentTVがドキュメンタリーとしてこの状況を放送。かなりショッキングな内容でした。

http://current.com/shows/vanguard/episodes/season-five/sex-lies-and-cigarettes/

まとめ

ドキュメンタリーの中でインタビューに応じているフィリップモリスの広報担当者が状況を把握している事はもちろんのこと意図的にやっているにも関わらずしらを切っているのを見て社会的倫理観の欠如を感じざる負えません。

エンロン、ワールドコムの粉飾会計などを思い出しました。

原発のことを考えると対岸の火事ではないなと改めて考えさせられました。

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